ドイツで引越しする際にやるべきことまとめ

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ドイツでの引っ越しは、日本以上に手続きが多く、早め早めの行動が求められます。

この記事では、引っ越し前後に必要な準備や手続きを、時系列に沿って詳しくまとめました。

ドイツで引っ越しをする際に、まずなにより気をつけなければならないことは

基本的に、3ヶ月前には知らせなければならない

ということです。

例えば、8月末までに退去したい場合には、5月中に大家さんや不動産会社へ連絡を入れる必要があります。

ドイツでは新たな住まいを見つけることが非常に難しく、運やタイミングに左右されることも多いため、突然新居が決まることも少なくありません。

仮に「すぐにでも引っ越したい」という状況になった場合でも、現在の住まいの家賃を3か月分支払い続けながら、新居が他の入居希望者に押さえられてしまわないよう、急いで契約を結ぶことになります。その結果、しばらくの間、これまでの家と新しい家の両方に家賃を支払わなければならないというケースもよく見られます。

契約によっては2ヶ月前のお知らせで良い場合や、細かな内容が違ったりすることもあるので早めに確認しておきましょう。

主なやるべきこと

大家さんや不動産会社に退去通知(Kündigung)

  • 契約書に定められた期間(通常は3か月前)までに、大家さんや不動産会社に正式な退去通知を提出します。書面で行うのが一般的です。
  • 手紙は書留(Einschreiben)で送ると確実です。
  • インターネットで「Kündigung Mietvertrag Vorlage」などと検索すると、作成方法や参考になる文例が見つかります。

新居の契約手続き

  • 新しい住まいを探し、契約条件をよく確認したうえで、早めに契約を済ませます。
  • 人気物件は競争率が高いため、早めに内見し、即決できる準備を。

公共サービスの解約、移転手続き

  • 電気(Strom)、ガス(Gas)、インターネット(Internet)、固定電話(Festnetz)などの解約・住所変更。
  • 新居でも早めにインターネット契約を進める(開通に時間がかかる場合あり)。

引っ越し業者やレンタカーの手配

  • 引っ越し希望日に対応できる業者を早めに探し、見積もりを取り、手配を確定します。
  • 引っ越し業者(Umzugsunternehmen)を手配するか、自分でレンタカー(Transporter)を借りて運びます。
  • 繁忙期(特に夏)は早めの予約必須。

住民登録(Anmeldung)と旧住所の抹消(Abmeldung)

  • ドイツでは法的に義務付けられており、期限内の手続きが必要です。
  • 引っ越し後2週間以内に新住所で住民登録(Anmeldung)をする。
  • 他市への引っ越しの場合は、旧住所の抹消(Abmeldung)も必要(国外引っ越し時も必須)。

郵便物の転送手続き

  • 郵便局(Deutsche Post)にて転送サービス(Nachsendeauftrag)を申し込み、旧住所宛ての郵便物が新住所に届くよう手配します。

保険会社・銀行・勤務先等への住所変更連絡

  • 保険、銀行、職場、学校など関係各所に新住所を通知します。重要な書類が確実に届くようにしておきます。

旧居の原状回復・引き渡し準備

  • 退去時には、契約内容に応じた原状回復を行い、掃除を済ませたうえで、大家さんや不動産会社と立ち会いのもと引き渡しを行います。
  • 契約内容によっては、壁の塗り直し(Schönheitsreparaturen)や修理が必要。
  • 最後に大家さんと立ち合い(Wohnungsübergabe)を行い、引き渡し記録(Übergabeprotokoll)を作成。
  • 敷金(Kaution)の返金には通常数か月かかることもあるので注意。

まとめ

ドイツでの引っ越しは、やるべきことが多くスケジュール管理が大切です。

早め早めの行動を心がけ、必要な書類や証明をきちんと揃えて、スムーズな引っ越しを目指しましょう!

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